Rock Mite 製作記録 03-8-15
Small Wonder Labs.のホームページに非常にシンプルで実用的らしいこのキットを見つけ購入した。
DC型の受信機は、シンプルであるが強力な電波の通り抜けがあり、当局のような下手なオペレータの耳フィルタでは、実用にならないと思っていた。
このキットを作ってからは、この考え方は捨てなければならないと思っている。
完成してアンテナをつないだ瞬間に、これは使えると実感した。
きっと、入力に入れられた水晶フィルタが効いているのではないかと思われる。
別の機会にトライしてみたい。
アメリカから郵送料は僅か$1.7だった。
いわゆるバラキットである。何故か水晶が入っていなかった。
説明書は、両面コピーの僅か4ページ。回路図もあるが、基本部分のみであり、ゼナーダイオードなどの電源部分は省略されていた。部品を全部差せば動いたから問題はないが…。
組み立てノウハウ集は、ホームページからダウンロードせよと書いてある。
AT Sprintと違いケースやジャック類は付属されていないので手持ちの部品を使った。
ケースは出張したときに「ALTOIDS」とはいかなるものかを知るために購入しといたものを使った。店にあった絵柄の違うものを皆買ったのであと3個残っている。
左が今回製作したRock Miteである。右は前回製作したAT Sprint。
<VXO改造記>
シンプルが売りとはいえ、スイッチで反転機能があり2周波できるが、やはり寂しいものがあり、1時間後にはVXO化を行ってしまった。
スーパーVXOにしたのだが、思ったように可変範囲が取れない。水晶はサトー電気で購入した7030であるが、VXOには向かないのかな?と勝手に思っている。
一個では殆ど動かなかった。
可変範囲が広くなると問題が発生した。送受信の周波数シフトである。基本的に本体はいじらずにVXO化したかったので、可変量に合わせて受信トーンを変えるというテクニックが必要である。今後の課題として残った。
最初にいれたALTOIDSのケースに無理やり突っ込んでしまった。なんとか入るものだ。写真に見えるトリマは送信シフト周波数量の調整用である。可変範囲でバランスが取れるようにした。ちなみに可変範囲は約5KHzである。これでも実用度は十分にあがった。
アメリカのホームページでもALTOIDSの表に穴をあけVXOのボリュームをつけたのはあまり見かけない。
部品を基板に差して半田付けするだけで、仕様性能が確保でき完成度の高いキットである。非常に参考になるところが多かったと思う。
ちなみに、基板に1時間、ケースに1時間、VXO化で1時間の工程であった。